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現役銀行員が語る!銀行員に向いている人の特徴と必要なスキル

銀行員と一言で言っても、様々な部署がありますので仕事内容もたくさんあります。
・お客様対応に従事する銀行員
・お客さま対応をしない銀行員
この2つによって少し変わってくるとは思いますが、10何以上銀行で働いていて感じること、同僚を見ていて感じることをまとめていきたいと思います。

銀行員に向いている人の特徴

責任感が強く真面目な人

銀行員は顧客の大切な資産を預かり運用するのがおもな仕事です。仕事に対して責任感を持って真面目に取り組める人は、銀行員への適性があります。
また、顧客の個人情報を扱うほか、外回りや営業を担当する場合は企業の機密情報や顧客の個人的な事情を把握した上で、業務上の判断を下すケースもあるでしょう。
そのため、情報の管理や機密保持の徹底、コンプライアンスの順守など、高い倫理観を持って仕事に取り組む姿勢が必要です。
また銀行業務はお客様との信頼関係のもと成り立っています。適当な人には大事な資産を預けたいと思わないですよね。自分の言葉や行動に対して責任を持って仕事が出来る人はお客様からの信頼を得ることができ「あなたになら任せたい」と思ってもらうことが出来るはずです!

お客様からの依頼に責任感を持って正確に対応することを積み重ねていくことで信頼関係が生まれます。大事な資産を預けてもらうには信頼関係がとても重要!

勉強熱心な人

銀行業務や関連する知識について、熱心に勉強できる人も銀行員への適性があります。銀行の業務に関連するルールは、頻繁に変更になるためです。
銀行が扱う金融商品に関するルールや内容は、国の方針や提供する金融機関によって変更されるケースが多々あります。銀行員は、顧客に対して金融商品の内容を正確に説明する必要があるため、変更された項目について正しく理解しておく必要があるのです。
加えて、銀行員は資格を取得することで、スキルアップやキャリアアップに有利になりやすいため、日々の業務のかたわら、空いた時間に資格取得のための勉強が必要になります。
銀行員として仕事をしたい場合は、勉強に前向きに取り組める点が重要になるでしょう。

人当たりの良い人

人当たりの良さも、銀行員にとって重要な資質といえます。銀行員はサービス業としての側面も持つ仕事であり、接する相手を不快にさせないことが大切であるためです。
銀行の窓口業務や渉外担当は、顧客や企業の責任者などに対面で対応するケースがあります。顧客から悩みや希望などを聞き出し、適した金融商品や資産運用方法を提案して聞いてもらうためには、顧客に心を開いてもらわなければなりません。
人として信用してもらうことに加えて、話しやすさを感じてもらうためには、人当たりの良さは重要です。常に相手の立場に立って対応できる人は、信頼してもらえる銀行員になれるでしょう。

必要なスキル

金融に関する知識

銀行員として仕事をするには、金融に関する幅広い知識が必要です。銀行は、預金業務や貸付業務、為替業務、債券売買業務など、さまざまな業務を担っています。
顧客に金融商品や資産運用方法を提案するためには、証券や市場、相続、不動産など、幅広い知識を習得しなければなりません。銀行員の仕事を正確に遂行するには、金融に関する知識や情報を収集に向け、常にアンテナを張っておくことが大切です。

コミュニケーション能力

銀行員にはコミュニケーション能力も求められます。顧客と接するシーンが多い点に加え、顧客の年齢層も幅広いためです。
どのような顧客とどのような場面・状況で接する場合でも、信頼関係を構築する必要があります。顧客の話をよく聞いたり、顧客にとって最適な提案をしたりして、安心して相談できる銀行員と感じてもらうためには、コミュニケーション能力が欠かせません。
さまざまな顧客との間に信頼関係を築ければ、銀行員として活躍できるでしょう。

銀行には学生からお年寄りまで幅広い世代のお客さまが来店します。私も接客をする際は一人一人のお客様に合わせた対応を心掛けています!

語学力

銀行員として働くにあたり、英語力も重要なスキルです。日本の市場は、海外の経済情勢や経済対策などに影響を受けるケースが多々あります。英語力があれば、海外のマーケット情報をリアルタイムに入手できるため、予測や対策を立てやすいでしょう。
外資系企業などの顧客や日本企業の海外現地法人も増加傾向にあるほか、ヒト・モノ・カネがグローバルに流れる現在では、日系金融機関に在籍する場合でも、英語力が必要とされる場面が増えています。
店頭にも海外のお客様が来店する機会は増えています。英語力があれば店頭でも重宝されることでしょう。銀行員としてキャリアアップを目指すなら英語力を磨くことも視野に入れておくといいですね。

基本的なパソコンスキル

銀行の支店勤務であれば独自のシステムを使って事務処理をするのでそこまでパソコンを使うことはないです。しかし時に「支店の月次目標の達成率をわかりやすくするための表を作ってくれる?」や「支店の状況報告の配信メールを作ってくれる?」などパソコンを使う作業も要求されます。表を作ったりするスキルを求められることもあるのでパソコンの基本スキルは修得することをおすすめします。

スキルがなくても、特徴が当てはまらなくても銀行員になれる?

様々な特徴やスキルをお伝えしましたが、特徴が当てはまらなくてもスキルがなくても銀行に就職は出来ます!
特徴に関しては当てはまっていたほうが向いてるとは思います。しかし実際に私は銀行に向いている性格ではないです。でも就職が決まってから10年以上働き続けることが出来ています。

大雑把な性格だけど大丈夫?

大丈夫です
私は几帳面な正確ではなく大雑把で細かいことは苦手な性格です。
就職当初は大雑把な性格が故にミスをして落ち込むことも多々ありました。

例えば
顧客からもらう書類の書き損じに気づかず返してしまった…
伝票の金額を打ち間違えてしまった…

などなど数えきれないほどのミスをしてきましたが慣れてくれば「なにを気をつければいいか」がわかってくるので今ではミスをすることはほとんどないです。更に今はシステムがデジタル化してきているので細かい事務作業は減っています。細かい作業や事務作業が苦手な方でも大丈夫です。

勉強苦手だけど大丈夫?

大丈夫です◯
私も勉強は苦手ですし、出来ればやりたくないです。確かに就職した当初は取得しなければならない資格が沢山あって毎日勉強の日々にうんざりしていました。銀行員になると勉強から逃げることは出来ません。しかし最初に一通りの資格を取得出来ればあとは資格に追われることはありません。最初は周りもみんな資格の勉強に励んでいるので仲間と鼓舞しあいながら頑張れます。
資格意外にも事務の改定や、法律の改定など日々変わることも多いので勉強することは多いですがどこに就職しても覚えることは多かれ少なかれあります。金融の勉強は必ず自分の為にもなるので勉強した損はないです。勉強嫌いな私も出来たので、大丈夫です。

接客が苦手だけど大丈夫?

大丈夫です◯
銀行には様々な部署があります。営業事務、本部、事務センターなどなど顧客対応を必要としない部署もあります。事務のプロフェッショナルとしてキャリアアップしていく道もあります。
人事はその人の適性を見て配属を決めるので必ず接客が得意である必要はありません。ただ最初の配属は支店になることが多いかと思うので接客をする機会は出てくるかと思いますのでそこの覚悟は必要かと思います。

スキルがなくても大丈夫?

大丈夫です◯
基本的なコミュニケーションは身についていないとそもそも採用まで辿り着けないと思いますが、他のスキルについては働きながら修得出来ます。
金融に関する知識も就職して働き始めてから身につけて行くことが出来ます。ただ就職前から資格を持っていたり、知識を身につけていると入ってからの苦労は間違いなく少なくなると思います。
私は大学では文学部でしたし、金融に関する知識はゼロのなか就職しました。最初3年くらいは大変なことも多くありましたが知識がなくても大丈夫です。

まとめ

銀行には多種多様な人が勤めています。
特徴が当てはまっていなくても、スキルがなくても働くことはできます。
銀行で勤めることで様々なスキルを磨いていくことが出来たり、社会人としての基礎を身につけることができると思うので転職するにも有利に働くと思います。
銀行への就職を考えている方は参考にしてみて下さい!

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mayucos

現役メガバン銀行員。主に窓口テラーとして働いています!新卒で入行して勤続10年以上。今現在30代、時短勤務で働いています。銀行への就職を考えている方、転職を考えている方。既に銀行で働かれている方。銀行を利用する方。そんな方の役に立つ情報を発信していきたいと思います♡

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