現役銀行員が語る！銀行窓口の仕事内容と向いている人の特徴

「銀行の窓口で働きたい」
「私って銀行員に向いてるだろうか」

これから銀行への就職を考えているは是非参考にしてみてください。
今現在銀行の窓口で働かれている方も「あるある〜」と思うことが出てくると思うので見ていただから嬉しいです。

窓口業務（テラー）とはどんな仕事？

ハイカウンターの仕事

普通預金の出入金、税金の支払い業務など、比較的すぐに終わる手続きをするカウンターです。
立ったまま手続きをすることが多いので「ハイカウンター」と呼ばれます。
お客様も急いでる方が多いので正確迅速な手続きが求められます。

ローカウンターの仕事

口座開設、カードの再発行、定期預金の手続きなどなど一般的な諸届を受付します。更に資産運用などのご相談なども承ります。
ハイカウンターに比べてより個人的な相談を受けるカウンターです。
お客様の依頼の手続きを完結するだけでなく、その方の資産状況などをみて幅広い運用提案を行ったり、サービスをご案内します。

窓口業務（テラー）に向いている人の特徴

接客が苦にならない

一日に何人ものお客さまの接客をします。お客様は優しい人ばかりではなく、初めから喧嘩腰で高圧的なおじさんやネチネチ嫌味を行ってくるようなおばさん。質問攻めにしてくるような癖の強い人など多種多様な方が来店します。
ローカウンターの窓口は初めて会うお客様から様々な情報を聞き出し、営業もしなくてはならないので接客が苦手な方よりも接客が好きな方のほうが向いていないかもしれないです。

老若男女全ての人に分け隔てなく接することができる

銀行には本当色んな人が来ます。
学生からおじいさんおばあさん、ホームレスのような人からお金持ちまで。
その一人一人に寄り添って、臨機応変な対応が求められます。
例えば高齢のお客様にはなるべくゆっくり大きな声で話す。学生にはわかりやすい単語を選んで話す。など相手に合わせた応対が自然と出来る人は向いているかと思います。

クレームにも冷静に対応することができる

銀行内は割と殺気立っています。待ち時間が長くなってしまって怒っている方。カードが使えなくなったと騒いでいる方。なんでこんなことも出来ないんだと理不尽なことを言って吠えてる方。
わたし自身も「何故わたしがこんなことで怒られているのだろう…」と思うようなことで怒鳴られたり、クレームを受けることはよくあります。そんなときにあまり深く考え込まず、冷静に対応できる人はかなり銀行員に向いていると思います。

営業だけではなく事務もこなせる

ハイカウンターは基本的にお客様から依頼を受けた処理を正確迅速に行うことが仕事です。しかしローカウンターのテラーは銀行にもやりますが営業をやりながら基本的な事務も同時にやります。
お客様に依頼を受けた事務をこなし、相手の情報を聞きだしながらサービスや商品を営業する。獲得できれば事務処理も行う。
「難しそうで私には無理〜」と思いますよね。でもこれに関してはやらなければならない状況になれば誰でも出来るようになります。

どんなときも笑顔を作れる

金融は言わずと知れたサービス業で、その性質上、「質の高いサービス」が常に求められます。
来ていただいたお客様に気持ちよく帰っていただくことがサービス業の使命です。
どんなクレームを受けようと怒鳴られようと粛々と謝罪し、笑顔で感謝を伝える。これは基本中の基本。これが出来ないと続けることは難しいかもしれないです。

まとめ

こんな方が窓口の仕事に向いているかと思いますが、実際はやってみないとわからないことが多いと思います。
私自身は接客が好きでお客様対応を苦に感じたことはありませんが、同僚の中には接客が好きなわけではないけれど窓口の仕事を続けられている人も多くいます。
なので上記に当てはまらなくても窓口業務は出来ます。

私自身は接客がもともと好きで苦に感じたことはありませんが、クレーム対応は最初のころ頭が真っ白になってしまい上手に対応することが出来ませんでした。しかし続けていくにつれて慣れていくものです。今では何のダメージを受けることもなく受け流して淡々と対応できます。何事も慣れだと思うので少しでも銀行のテラーに興味ある方は参考にしてみてください！