10年以上銀行に勤めていて「銀行で勤めて身についたと感じるスキル」私の実体験を元にお話ししていきたいと思います。
銀行で働きたいと思っている方、銀行で現在働いていて転職を考えている方は参考にしてみて頂けたらと思います。
今現在銀行で働いている方は「あるある〜」と感じることがあると思うので共感して頂けると嬉しいです。
Contents
銀行員の女性は転職に有利?その理由
同じ銀行員でも女性だと転職に不利なのでは?と心配する人が多いとおもいます。しかしそんなことはありません。むしろ有利になることが多いです!
銀行では窓口業務の他に、金融商品の営業や顧客である個人、法人のお金を預かって運用したり、貸し付けをおこなっています。
そのため、一般的に銀行員には以下の3つの能力があると評価されています。
業務遂行力が高い
銀行員は顧客の大切な資産を預かったり運用したりと、お金に関わる重要な仕事です。数字を少しでも間違えば顧客の信頼を失う原因になるため、銀行員はミスのないよう正確に業務をこなさなければなりません。
このような業務を遂行する正確性や事務処理能力が身につけられるのは、銀行員の強みです。多くの企業が求めているスキルであるため、転職活動でも有利になるかと思います。
銀行の仕事はサービス業であり形のある商品を扱うのではなく株や保険などは契約書類上でやり取りが行われるため、金融業界は無形商材を取り扱っていることになります。
この無形商材の一番の特徴は、売り手の付加価値が大きく影響するということです。目に見えない商品であるため、顧客に購入後の具体的なイメージをより分かりやすく伝えることと、商品の差別化として付加価値を加えることが求められます。付加価値を上げるためには、自分自身も売り込む必要があります。その付加価値をあげるのに最も重要なのが「信頼関係」です。「この人だから任せたい」このように思ってもらうためにミスなく正確事務をこなすのはもちろんのこと、お客様に寄り添った応対をし、日々自己研鑽し、人間力を磨く必要があるのが銀行員の特徴です。ここで培ったスキルはどこの業界でも必要とされるスキルかと思います!
コミュニケーション能力が高い
銀行員として窓口業務や営業職を経験した方は、ビジネスマナーやコミュニケーション能力が備わっています。窓口業務では清潔感のある身だしなみや印象が大切です。また、営業を経験していれば、顧客との交渉術に長けているでしょう。
どのような業界でも人と関わる仕事であれば、コミュニケーション能力は大切です。転職活動でも活用でき、新しい職場での人間関係構築においても役立つでしょう。
お客様とのコミュニケーションではひとりひとりのお客様に寄り添った対応が必要になります。他にも部署間でこやりとりや、上司に報告をすることも多々あります。そういった時に正確に聞き取り、伝える力も必要になるので実際に銀行で働いている人は皆んなコミュニケーション能力が長けていると感じます。
社会人としてのマナーが身についている
窓口業務を担当する場合、顧客の信用に繋がる言動が求められます。そのため社会人としての話し方や行動、マナーが新人研修で徹底的に叩き込まれるのです。さらに専門知識や高いコミュニケーション力がないと、顧客に喜ばれる接客はできません。
転職市場においても銀行員は顧客の信用を勝ち得るようなマナーや、スキルが身に付いている感じてもらえるでしょう。
実際に私も新人研修の際に身だしなみについてかなり厳しく指導を受けたり、銀行は顧客の大切な個人情報を扱うので書類の管理や機密情報の管理などかなり厳しく指導を受けました。そう言った面でも信頼出来ると感じてもらえることは多いかと思います。
スキルを活かした経験談
時間管理が
窓口で働いていると毎日時間で区切られていて、どんなに忙しい状況であっても15時に閉店し、お金を合わせて、外部に持ち出す書類を準備して…など全てにおいて時間が決められています。1分でも遅れてしまうと期日が決まってるお客様の重要な書類が期限に間に合わなかったり大きな損失を出してしまったりすることもあるので全員時間を意識して緊張感を持って働いています。
クレーム対応時の上司との連携
窓口で働いているとクレーム対応をすることもあります。クレームの内容によっても対応の方法は変わってくるのですが、自分で対応してもなかなか終わらず「上司を呼んでこい!」と怒鳴り散らすお客様もなかにはいます。そうした時にお客様の申し出を上司に正確に伝える必要があります。私は以前上司に報告する際に内容の一部を伝え漏れてしまったことがありました。そのことでお客様は更にお怒りになり、事態が悪化したことがありました。今では「正確に聞き、正確に伝える」ことを常に意識していますが、この時に正確性の大切さを改めて感じました。
書類の記入不備
新人の頃頭を抱えたのがお客様から頂く書類の不備です。少しの書き損じ書き間違えは許されないので、もし書き間違えてしまった場合は二重線で訂正して訂正印を押捺してもらう必要があります。ただ沢山の書類をもらう手続きの場合書き間違いに気づかず、お客様が帰ってから気づくことも多々ありました。その際は再度ご来店を依頼したり、郵送で対応したりお客様にかなりのご迷惑をお掛けしますし、こちらも手間がかかります。今では細心のの注意を払って不備を出さないように気をつけています。
身だしなみが作る信頼関係
新人の頃寝坊して寝癖をつけて出社した際に先輩にひどく怒られたことがありました。その時に「なぜこんなに怒られなくてはならないんだ」と思いました。しかしお客様との信頼が何よりも大事になってくる仕事なので確かに寝癖がついたまま慌てて出社してくるような銀行員に大事なお金を預けるのは不安ですよね。身だしなみを整えるのは社会人としての基本中の基本。当たり前のことが当たり前のように出来ることは
まとめ
女性銀行員として働いた経験やスキルは転職活動に生かせます。特に、ビジネスマナーやコミュニケーション能力の高さは銀行員の強みで、転職では有利になるでしょう。もし今現在銀行で働いていて、転職を考えている方は自信を持ってPRしていけるかと思います。
新卒で銀行を受けたいと考えている方も上記のようなスキルを身につけられると思うので、入ってから転職も可能かと思います!
是非参考にしてみて頂けると嬉しいです。